奈良の大仏はこうして作られた
奈良の大仏の作り方
- (1)木の支柱に枝や縄を巻きつけて大まかな大仏の原型を作る。
- (2)大まかな原型に土、粘土をかぶせてゆき形を整えます。これを中型といいます。
- (3)中型の外側に雲母や紙で隙間を空けながら外型を粘土で作る。
- (4)外型をはずし中型を削る。(銅が一定の厚みになるように)
- (5)再び外型をセットし銅を流し込む。
- (6)水銀アマルガムを用いて金メッキをする。
奈良の大仏を作った時は上下8段に分割し丸二年をかけて作ったことが知られています。
「奈良の大仏」について
東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)は、一般に「奈良の大仏」として知られる仏像(大仏)で、東大寺大仏殿(金堂)の本尊である。聖武天皇の発願で天平17年(745年)に制作が開始され、天平勝宝4年(752年)に開眼供養会(かいげんくようえ、魂入れの儀式)が行われた。「銅造盧舎那仏坐像」の名で彫刻部門の国宝に指定されている。